今回は、福岡県北九州市小倉北区にある人気ポイント「高浜港(たかはまこう)」を解説します!
高浜港は、JR小倉駅から車で約10分というアクセスの良さを誇る都心型の釣り場。
しかし、「街から近いから大して釣れないでしょ?」と侮ることなかれ。ここは関門海峡の強力な潮流が絡むため、サビキ釣りのアジから、ルアーでのメーター級シーバス、さらには2kg超えのミズイカ(アオリイカ)まで狙える、ポテンシャルが高い実力派スポットなんです。
今回は、実際に高浜港へ足を運び、現地の様子を隅々まで撮影してきました!「リアルな足場」「狙い目の潮回り」「エリア別の攻略法」を公開します!

▲小倉駅からすぐ近く。高浜港の様子。多くの釣り船の出港地としても知られています。
高浜港の釣り場概要と3つのメインエリア
高浜港の釣り場は、大きく分けると「①防波堤」「②西側岸壁」「③港内岸壁」の3つのエリアで構成されています。それぞれの特徴を私の実釣体験を交えて解説します。
① 防波堤エリア:大物狙い・エギングの一等地
高浜港の北側から伸びる一本の防波堤は、もっとも潮通しが良く、大物狙いの釣り人が集まるメインステージです。
- 外側(海峡側):エギングでのミズイカ(アオリイカ)狙いに最適なポイント。特に防波堤の付け根付近の外側は藻場が絡み、春には2kgオーバーのモンスタークラスが上がった実績もあります。
- 先端部(突端):先端付近の外側は、港口の船道に向かってカケ上がり(深くなっている斜面)になっており、ここに大型のチヌやスズキが居着いています。冬場にはルアーで80cm級のシーバスがヒットすることでも有名です。
- 内側・付け根:足場が比較的安定しており、夏から秋にかけてサビキ釣りでアジゴ、チョイ投げでキスやハゼが手軽に狙えます。

▲防波堤の外側は潮通し抜群。狙える魚種は一番多いです。

▲堤防の先端はテトラ帯での足元注意。

▲防波堤の先端から振り向いて撮影。
パノラマ写真で釣り場紹介
※写真はクリックすると拡大表示されます。

▲防波堤エリアのパノラマ写真

▲堤防の先端からのパノラマ写真
② 西側岸壁エリア:サビキとコウイカの定番スポット
国道199号線の末広町交差点から海側へ進み、食肉センターの前に広がるのが西側岸壁です。車を近くに停めやすく、足場が平坦なため、地元のアングラーで常に賑わっています。
ここはアジやコノシロをターゲットにしたサビキ釣りがメインとなりますが、秋から春にかけてはコウイカの好ポイントに変貌します。
海底が砂泥地になっているため、エギやスッテを底まで沈めてズル引きすると、高確率でコウイカが乗ってきます。ただし、護岸堤がやや高く、一部足場が狭い場所もあるので、ビギナーやファミリーは注意してください。

▲車は邪魔にならないように。チヌをフカセで狙う釣り人が多い。

▲ヤマト運輸の裏。岸壁がキレイに整備されていて、釣りがしやすい。後方のフェンスに仕掛けを掛けないように注意してください。
③ 港内岸壁エリア:ファミリー向けの癒やしスポット
防波堤の内側に位置する港内は、外海が荒れている時でも非常に穏やか。波の影響を受けにくいため、小さなお子様連れのファミリーフィッシングに最適です。サビキ釣りでアジゴを狙ったり、チョイ投げでハゼやキス、冬場にはアナゴやカレイをのんびり狙うのに適しています。
※注意:波止内側にあるマリーナ内(ヨットやボートが係留されているエリア)は完全釣り禁止です。絶対に仕掛けを投げ込まないようにしてください。
高浜港で釣れる魚種とベストシーズン一覧
関門海峡が近いため、年間を通して多種多様な魚を狙うことができます。狙いたい魚に合わせて釣行計画を立てましょう!
| 季節 | 主なターゲット魚種 | おすすめの釣り方 |
|---|---|---|
| 春(3月〜5月) | ミズイカ(アオリイカ)、メバル、チヌ、シーバス | エギング、ワーム(メバリング)、ウキフカセ |
| 夏(6月〜8月) | アジゴ、キス、ハゼ、チヌ、ボラ | サビキ釣り、チョイ投げ釣り、ウキ釣り |
| 秋(9月〜11月) | コウイカ、アジ、サヨリ、コノシロ、ネリゴ(カンパチ幼魚) | エギング(底狙い)、サビキ釣り、ライトショアジギング |
| 冬(12月〜2月) | 大型シーバス、カレイ、メバル、アナゴ | ルアー(ビッグベイト)、投げ釣り、ぶっこみ釣り |
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高浜港を攻略する2つの秘密
高浜港で竿を出す際に意識してほしい「独自の攻略ポイント」を解説します。
攻略1:西側岸壁は「西流れの反転流」を狙え!
関門エリアの釣りで最も重要なのが「潮の流れる向き」です。高浜港の西側岸壁でフカセ釣りやサビキ釣りをする際は、潮が「西流れ(響灘方面へ向かう流れ)」になるタイミングを狙ってください。
本流が西へ強く流れるとき、高浜港の西側岸壁付近では、地形の影響で本流とは逆向きの緩やかな「反転流」が発生します。この反転流の中にコマセ(撒き餌)が溜まりやすく、それを目がけてアジやチヌ、コノシロが一気に集まってきます。
潮見表(タイドグラフ)で潮の動く時間を事前にチェックしておくことが釣果アップの最大の近道です!

▲この日は西流れの反転流が発生しており、フカセ釣りの方々が外道ですがアジを連発させていました!
攻略2:秋冬の風物詩「コノシロパターン」でランカーシーバス
秋から冬にかけて、港内にはベイトとなるコノシロが大量に入り込んできます。これに狂った大型のシーバス(スズキ)が回遊してくるため、ルアーマンにとっては最高のシーズン!
15cm〜20cmクラスの大型ミノーやビッグベイトを使い、コノシロの群れのターゲット層を直撃すると、80cmを超える「ランカーサイズ」の強烈な引きを味わうことができます。関門ならではのエキサイティングな釣りをぜひ体感してください。
高浜港のアクセス・周辺設備情報
- 車でのアクセス:国道199号線、小倉北区の「末広町」交差点を海側(北方向)へ曲がると、食肉センターの前に出ます。周辺には無料の駐車スペースがありますが、港湾関係者の作業の邪魔にならないよう、マナーを守って駐車してください。
- トイレ:高浜港の敷地内には公衆トイレがありません。事前に周辺のコンビニなどで済ませておきましょう。
- 釣具店・コンビニ:車で5分圏内に「ディスカウントストア」や「コンビニ」が複数あります。また、小倉駅周辺や赤坂海岸方面へ少し足を伸ばせば、大型釣具店(ポイント等)もあるため、エサの買い出しや仕掛けの補充に困ることはありません。
まとめ:マナーを守って都心型ハイポテンシャル・フィールドを楽しもう!
小倉北区の「高浜港」は、手軽にアクセスできる利便性と、関門海峡の恩恵を受けた魚影の濃さを併せ持つ、北九州を代表するポイントです。
ビギナーのサビキ釣りから、エギング、本格的なフカセ釣りとルアー釣りまで、どんな釣り人でも受け入れてくれる懐の深さがあります。
近年、釣り人のマナー問題で立ち入り禁止になる港が増えています。
高浜港でこれからも楽しく釣りをするために、「ゴミは必ず持ち帰る」「港湾関係者の邪魔をしない」という鉄則を必ず守りましょう。
次の週末は、タックルを持って、ぜひ高浜港へ出かけてみてください!





